カーリースは頭金の有無に注意する必要があります。
カーリースは月々一律の負担をするだけで新車に乗ることができると最近になって人気を集めてきました。
2018年には契約者が10万人増えて25万件の契約数となり、このペースで増えていくと2022年には93万件に到達すると試算されています。
きちんと理解しておけば非常に便利なサービスなのですがよくわからないのに契約してしまい後悔してしまったという人も少なからずいるようです。
特に料金面は死活問題になるのできちんと理解しておきましょう。
頭金払いとボーナス払い
カーリースは月々の負担だけで新車に乗ることができると宣伝しており、テレビCMなんかでは月々1万円から乗ることができるなどと宣伝していることもあります。
しかしながら実際にカーリースを利用しようとするとその金額では利用できないことが多々あります。
それは頭金払いとボーナス払いが入っているからです。
頭金払い
わざわざ説明しなくてもわかると思いますが、頭金払いアリの支払方法を選択すると契約時にいくらかまとまったお金を支払わなくてはならなくなります。
頭金を支払うことによって月々の負担を小さくなりますが、その分まとまったお金が必要になるので一長一短だといえるでしょう。
ボーナス払い
ボーナス払い、あるいはボーナス加算と表記されていることもありますが、夏と冬年二回ボーナスが支払われるときにまとめて使用料を支払う方法になります。
たとえば月々1万円と表記されていてもボーナス払いが5万円となっていることもあり、仮に5年契約だとすると50回は1万円の支払いになりますが残りの10回は5万円の支払いになります。
便利な支払方法であることは間違いありませんが、知らずに契約するとあとで痛い目を見るでしょう。
頭金はありなしどちらがいいの？
頭金がありの場合と無しの場合、どちらがいいのかという質問がよくあるのですが、人によって最適な支払方法はさまざまです。
それぞれの支払方法は以下のような方に向いています。
頭金あり
- 全額は無理だがある程度まとまったお金を用意できる
- ボーナス払いを利用したくない
- 月々の負担を減らしたい
頭金なし
- まとまったお金を用意できない
- 月々一定の負担だけで車に乗りたい
どちらがいいというわけでもないので自分にあった支払い方法を選択するといいでしょう。
ボーナス払いを併用するとさらに月々の負担を減らせるので少しための車にも手ごろな価格で乗れるようになりますよ。
頭金ありなしの見積もり例
頭金がある場合とない場合では支払にどれくらい差が出るのかを見ていきたいと思います。
今回はコスモスマートビークルでN-BOXの5年契約の使用料を頭金ありなしの2パターンで見積もりを取ってみました。
31,860円 × 60回払い
【頭金あり】
頭金20万円 + 28,080円 × 60回
頭金40万円 + 24,300円 × 60回
コスモでは頭金を10万円～50万円で設定できるようになっています。
上記の例でみると頭金20万円でもそれなりに月々の支払を抑えられる印象ですがいかがでしょうか？
今回は軽自動車で本体価格がそこまで高くない車種だったので月々の料金を抑えられていますが、高級車だと頭金を払ってもまだそれなりの金額になってしまうと思うのでその場合はボーナス払いを使うのがいいでしょう。
ちなみにボーナス払いも併用すると以下のようになります。
頭金20万円 + 19,764円 × 50回 + 50,000円 × 10回
これを見てもわかるようにボーナス払いを併用しても月々1万円には程遠いので、そのように宣伝されているものはボーナス払いの割合がかなり大きくなっている可能性がありますので気を付けてください。
まとめ
頭金を支払うかどうかは家計の懐事情と相談して決めるといいでしょう。
まとまったお金を作るのが難しい場合は月々の支払だけか、ボーナス払いを併用するといいでしょう。
いずれにしてもきちんと総額を確かめてから契約するようにしてくださいね。
頭金を有りにするか無しにするかはリース会社によって変更可能かどうかが変わってきますが、本サイトで紹介しているおすすめの業者ならどこでも自由に変更が可能となっています。
支払い方法に迷っている場合はまずは見積もりを取ってみて実際に支払わなければいけない金額を把握しておきましょう。
